花


そう信じていた人がなくなるかもしれない。それはとても辛く、悲しい体験です。
不安や心配で眠れなくなる。あるいは、気持ちが落ち込んでしまうこともあるでしょう。

このようなことは、大切な人を失うことを予期した時から始まるといわれています。
一方、病にある人を支える立場として、しっかりしなければという思いが強く、なかなか自分の気持ちや体調に目を向けにくいかもしれません。 気になることがあるとき、ひとりで抱えないで、家族や友人、また、ホスピスのスタッフに分かち合ってみてください。



こころやからだにさまざまな影響をあたえます。その人を思い出すたびに涙がでてきたり、悲しみや後悔の気持ちでいっぱいになったり、 食欲がない、よく眠れない、すっきり目覚められないということが起こりやすくなります。
また、何かを楽しもうと思えなかったり、何もしたくなくなり、ぼんやりと一日を過ごすこともあるでしょう。

「 こんな自分ではいけない 」
「 なんとかしなくては 」
と思うことも多いかもしれません。
また、子どもたちも自分なりの受けとめ方をしており、その様子が気がかりになるかもしれません。

こうした状況は、大切な人をなくしたときに自然に起こり、やがて、自然に落ちついていくといわれています。 焦らずに自分のペースを大切にされるとよいでしょう。
しかし、ひとりで対処することが大変に感じるときもあるかもしれません。 この時期は、家族や友人の支えが大きな助けになるでしょう。 専門的な援助を受けることや、同じ体験をした人と話すことが役に立つこともあります。

ピースハウスでのプログラム
ホスピスケアを受けた方のご家族やご友人の方々に、以下のような支援をしています。


大切な人をなくされた後、心や体のバランスが崩れることがありますが、そうした状態が長く続いたり、 自分達だけで対処するのが難しく感じるときなど、ご心配なことがありましたら、専門家に相談されることをお勧めします。
当院でも、ご相談に応じています。


主にピースハウスで人生最期の時を過ごし旅立っていかれた方のご家族同士の集まりです。 互いの体験を分かち合い、今後の人生をより豊かに健やかに生きていくために、ご家族が中心になって運営しています。
今後、ピースハウス以外で大切な人を亡くされた方々のご参加もお受けしていきます。 ご関心のある方はお問い合わせください。

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